用語解説

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GPCR(G-Protein coupled receptor)

GPCRは細胞膜上に存在するタンパク質グループです。細胞膜を7回縫うような構造をしており、さまざまな外的刺激を受け取り細胞内に伝達する、受容体として働きます。GPCRは様々な疾患との関連性が示されており、医薬品の標的として非常に重要とされています。

抗体

体内に存在する免疫システムを構成するタンパク質です。人体に異物(病原菌、ウイルスなど)が侵入してくると、その異物(=「抗原」)を攻撃するために、免役細胞の1つであるB細胞によって、抗体が作られます。抗体は抗原がもつ特徴を認識して結合し攻撃します。

モノクローナル抗体

1種類のB細胞から作られる、全く同じ抗体のことです。モノクローナル抗体は、抗原の持つ何種類もの特徴の1つに対応しており、その特徴を認識して結合することができます。モノクローナル抗体は、抗体医薬に使用されます。

抗体医薬品

抗体を使用している医薬品のことです。がん細胞が持つ特徴や、病気になると増えるタンパク質の特徴などを認識する抗体が使用されます。抗体は抗原の持つ特徴を精度よく認識して、結合します。この性質を利用することで、治療したい標的だけをピンポイントに狙うことが可能になり、副作用の低減や、高い治療効果が期待できます。

First in class

日本では画期的新薬とよばれます。ある作用機序の医薬のうち、初めて市場に登場したものを指します。これまでの薬とは異なるメカニズムで作用し、高い治療効果と大きな社会的貢献が期待されます。

リード抗体

抗体医薬品として開発するための候補抗体のことです。

MoGRAA® ディスカバリーエンジン

MoGRAA®とは、Modification of G-protein coupled Receptor Activation with monoclonal Antibodyを意味する略語です。従来取得が困難とされていた、GPCRを標的とした抗体を作製するだけでなく、その名の通り、抗体医薬の開発にも使用できる機能性抗体の取得を可能にする当社の基盤テクノロジーです。

線維症

体内の臓器が、繊維状になり固くなってしまうことで、その機能を失ってしまう病気です。腎臓、肺、肝臓など様々な臓器で起こります。一度固くなってしまった部分を元に戻すことは大変難しく、線維化の進行を食い止め、機能の低下や喪失を最小限にとどめることが大切です。

受容体

細胞の中にあるタンパク質群の1つです。ホルモン、サイトカイン、神経伝達物質などの特定の生理活性物質(リガンド)を受け取ることで、細胞に決まった反応を起こさせる機能を持ちます。

アゴニスト、アンタゴニスト

それぞれ作動薬、拮抗薬と呼ばれます。受容体に結合することで、リガンドが結合した時と同様の反応を起こさせるものをアゴニスト、反応を抑制するものをアンタゴニストと呼びます。

脂質メディエーター

生理活性脂質とも呼ばれ、受容体に結合することで何らかの作用を引き起こす脂質のことです。

概日リズム

約24時間のリズムで繰り返される、体内での作用や行動の周期変動のこと。睡眠以外にもホルモンの分泌や体温の変化など、人体の様々な活動に関わっています。

オフターゲット効果

本来の標的分子(ターゲット)以外の分子にも作用を及ぼしてしまう効果。医薬品にこの効果がある場合、副作用の原因となってしまうことがあります。

サイトカイン

免疫細胞によって生産され、体内の細胞に情報を伝達する物質の一種

IL17

サイトカインの一種で、炎症に関わる因子の産生に関わる情報を伝達しています。

特異性

抗体が特定の抗原と反応する性質のこと。特異性が高いということは、抗体が標的以外の抗原に結合する可能性が非常に低いことを表します。(→関連:オフターゲット効果