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線維症治療薬

特発性肺線維症(IPF)は進行性かつ慢性の肺の線維化を示す疾患です。診断後の平均生存期間は2年から4年程度とされ予後の悪いことも特徴です。米国におけるIPFの罹患率は10万人に6.8から16.3人、日本における IPF の有病率は 10万人に10人程度と推定されています。現在この疾患の治療薬は2剤のみであり、副作用などの問題から使用できない患者もいます。

当社では現在2つのIPF治療用モノクローナル抗体を開発中です。抗体医薬の長所である副作用の少なさや安全性を生かした新規治療薬を目標としています。

P007:ケモカインGPCR選択的モノクローナル抗体

組織線維症に関与しているケモカインGPCRをターゲットとする、First in classの治療用モノクローナル抗体です。この抗体がターゲットGPCRに結合すると、 細胞内のシグナル伝達経路を完全阻害することで治療効果を発揮します。

肺線維症モデルにおいて治療コンセプトを検証済みであり、他にも腎線維症に対する適応の可能性を示すデータも得ています。現在、肺線維症における前臨床開発に向け、製造検討を進めています。

P013:脂質メディエーターGPCR選択的モノクローナル抗体

線維症と疼痛に関与するとされている、脂質メディエーターGPCRを標的としたモノクローナル抗体です。従来の低分子医薬開発においては、標的である脂質メディエーター以外の受容体への結合がみられるなど、特異性が課題となっていました。抗体の特性によりこの課題を克服し、より安全で有効性の高い新薬を目指しています。現在、治療用リードモノクローナル抗体の探索と最適化を進めています。